日本のBlack Face
メディア文化論―メディアを学ぶ人のための15話 (有斐閣アルマ)
- 作者: 吉見俊哉
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
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・マクルーハン、エイゼンスタイン、ベンヤミン、アドルノからマス・コミュニケーション理論、カルチュラル・スタディーズまでメディア論の歴史をまとめた第1節
・電話、テレビ、ラジオ、新聞といった今日われわれが日常で接するメディアがいかにして構築されたかを論じた第2節
・ケータイ電話、グローバルメディア、市民活動、メディア・リテラシーなどメディア実践を論じた第3節
という構成から成ります。
体系的だしわかりやすいんだけど、教科書だからか中身が浅すぎて求めていたのとは違うかな。
ラジオはもともと都市の中産階級のリスナーを対象にしていたが、放送メディアとしての全国化していった。
これにより、1920年代後半には中西部の農村のリスナーからの支持を得てカントリー・ミュージックの人気が高まる。
というくだりが唯一気になった。
岩波講座 近代日本の文化史〈9〉 冷戦体制と資本の文化 1955年以後1
- 作者: 小森陽一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/12/25
- メディア: 単行本
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日本における黒人文化の受容をブルース、ドゥワップ、ラップの3事例を通して論じています。
日本におけるblack faceの初めての例であるシャネルズについては知らなかったです。。田代まさしのラッツ&スターの前進バンドだそう。
もちろんアンビバレントな反応を引き起こしたそうです。NHKは紅白歌合戦をアメリカで放送する際に彼らの出ている箇所を自己検閲したそうです。
あと最新のミンストレル研究についてはラモン・ジュニア、エリック・ロットあたりの文献が最重要だということが再確認できました。
翻訳で出して欲しいです。