2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『白鯨』再び

巽孝之著「『白鯨』アメリカン・スタディーズ」を読んだ。 ジョン・ヒューストンによる映画版についても言及されており、短くかつ平易な語り口でとても読みやすい(薄い本なので1日で読めてしまいます。)ので数ある『白鯨』評論からこれをセレクト。『白鯨…

チェンジリング

渋谷でクリント・イーストウッド監督『チェンジリング』を観る。実際にあった事件を基にしているとは驚き。 「警察権力の腐敗」というここ最近の自分内フィルム・ノワールブームにもリンクする主題が生々しく描かれてつつも、そうした警察や精神病院といった公…

映画版 『白鯨』

ジョン・ヒューストン監督『白鯨』(1956年)を観たので、気付いたことを短めにメモ。 ジョン・ヒューストンは『マルタの鷹』などフィルム・ノワールの傑作を多く残した監督です。(ジャック・ニコルソン主演『チャイナタウン』(1974年)での彼の悪役っぷり…

白鯨

ようやく『白鯨』(1851年)を読み終わる。2月28日に読み始めたと書いてあるから約3週間もかかったとは遅読にもほどがあるなw本を速く読める人がうらやましいです。モービー・ディックという巨大な鯨を捜し求める海洋アドヴェンチャー、もしくはモービー・…

宮本から君へ

教習所やらTOEICやら合宿やらで忙しさにかまけてだいぶ久々な更新です(汗)定本 宮本から君へ 1作者: 新井英樹出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2009/01/17メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 41回この商品を含むブログ (52件) を見る『定本 宮本から君…

備忘録

なかなか書く暇がないのですが、忘れないように最近観た映画の短いメモを。・『深夜の告白』(1944年) フィルム・ノワールの代表作ということで観てみました。不倫による保険金目当ての殺人というそれだけきくとありきたりな題材がビリー・ワイルダー&レイ…