読書メモ

ついに

就活がはじまってしまった(汗)自己分析もロクに出来てないのにw 来週のアメリカ文学史テストのために『ハックルベリーフィンの冒険』を読み直してました。 初めて読んだのは中2の時で、そのときはオハイオ川がどこを流れているかも南北戦争以前という時代…

最近読んだもの

近代文化史入門 超英文学講義 (講談社学術文庫)作者: 高山宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/07/11メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 93回この商品を含むブログ (47件) を見るたまたま本屋で目に入って面白そうなので買ってみたら、めちゃくちゃ面白…

『明治メディア考』

明治メディア考作者: 加藤秀俊,前田愛出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/12/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 10回この商品を含むブログ (12件) を見るまずは、人と人をつなぐものとしてメディアを定義する。 新聞、雑誌といったマスメディア…

心の哲学

マインド―心の哲学作者: ジョン・R.サール,John R. Searle,山本貴光,吉川浩満出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2006/03/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 81回この商品を含むブログ (90件) を見るジョン・R. サール『マインド―心の哲学』読了。メモ…

仲正 昌樹『集中講義!アメリカ現代思想―リベラリズムの冒険』

を読んだので簡単にメモ。 アメリカ現代思想、具体的にはリベラリズムを中心とした「自由」、「平等」、「公正」、「正義」といった概念をいかに把握し、理想的な社会制度を構築していくかといった戦後アメリカの法哲学・政治哲学の議論の流れを簡単に説明した本です…

響きと怒り

フォークナー『響きと怒り』(1929年) を読み終わる。 ミシシッピ州の架空の町ジェファソンを舞台に、淫蕩生活を送るビッチな長女キャディの堕落により加速される南部の名家コンプソン家の没落が描かれる。 第1、2章の上巻と第3、4章の下巻に分かれた岩波文…

サブカルチャー神話解体

宮台真司ら『増補 サブカルチャー神話解体―少女・音楽・マンガ・性の変容と現在』を読んだ。 高校時代に読んだ時は、あまりの情報量の多さに大まかな流れを追うだけで満足してしまったのですが、数年前に文庫化されたので再び読んでみようかなと。 少女カル…

『白鯨』再び

巽孝之著「『白鯨』アメリカン・スタディーズ」を読んだ。 ジョン・ヒューストンによる映画版についても言及されており、短くかつ平易な語り口でとても読みやすい(薄い本なので1日で読めてしまいます。)ので数ある『白鯨』評論からこれをセレクト。『白鯨…

白鯨

ようやく『白鯨』(1851年)を読み終わる。2月28日に読み始めたと書いてあるから約3週間もかかったとは遅読にもほどがあるなw本を速く読める人がうらやましいです。モービー・ディックという巨大な鯨を捜し求める海洋アドヴェンチャー、もしくはモービー・…

音楽における「主体」とはなんだろうか

『聴衆をつくる―音楽批評の解体文法』を読み終わる。 Jポップを言語行為論を援用しつつ分析した4章(読んだことある気がしたら『ユリイカ』に掲載された原稿を加筆したもののよう)、有名な「日本語ロック論争」(別名はっぴいえんど論争)の孕む複数の問題系…

ジャンル論

増田聡さんの『聴衆をつくる―音楽批評の解体文法』という本を読んでます。 ポピュラー音楽をめぐる言説において「愛着のディスクール」の支配が根深い、つまり自分がそのアーティスト、作品を好きであることがそれを語るのに必要不可欠となってしまっている、…

カルスタの本

『映画でわかるカルチュラル・スタディーズ』という本を読んだ。映画書の入門編といえるシネレッスンシリーズの別冊として出たもので、書名からさらっと読めてしまえそうな印象を受けて若干ナメつつ読んだんですが、大学の講義録だけあって意外にも骨太な内…

ビラブド

ビラヴド (集英社文庫)作者: トニモリスン,Toni Morrison,吉田廸子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1998/12/15メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 23回この商品を含むブログ (12件) を見るトニ・モリスン『ビラブド』(1988年)読了。 トニ・モリスンは黒人…